精度管理責任者の憂鬱

小さな検査室の日常

うーん、元上司の尻拭いの日々が始まりました

部長に頭を下げられて戻ってきちゃった懐かしの本社。

一部を除いて、大いに歓迎ムードでなんか拍子抜け。

 

よく考えたら、今回辞めるという元上司の尻拭いばっかりしている気もする。

というのも、この元上司、よく検査のことをご存知みたいだけど、なんというか

検査技師特有の頑固さというか、コミュ障っぷりというか。

まあ、あまり人間関係の構築が上手ではないタイプのお方なのです。

 

結果的に、そりが合わないとか人教えを乞うのが苦手で勝手に仕事をやっちゃうとかで

「ちょっと、ここでは厳しいですね」と他部署に出されちゃう。

で、その他部署で割と人間関係もうまく行っていた私が後釜にされちゃう。

 

結果的には・・・前任者(元上司)が、あまりいい印象じゃなかった分、

私の評価がとてもよくなっちゃうという有り難い状態にはなってたんですが。

でも、外面お化けの私、実は人見知り+人間嫌いで臨床検査技師という職種を

選んだひとりなのですよ・・・。

 

今回は、もうお辞めになるということでこの尻拭いスパイラルも最後。

通算、彼の尻拭いは3回目を迎えました。

最初の1回こそ、有り難い尻拭い(入社当初から希望していた細菌検査室配属)

でしたが、それ以降は・・・夜勤帯に移動に、本社移動。

 

当然、今までは彼から謝罪のことばどころか、

「また、お前のせいで(俺が移動させられる)」って

逆に言われてましたからね・・・偉いさんたちは何も本人には伝えないんだね。

 

さすがに、今回は謝罪くらいは聞けるのかな?って思ってたら、やっぱり何も。

 

毎日、彼がやっていたルーチン業務をやっていると当然、一日がルーチン業務で

終わってしまうわけで、肝心な管理業務の引継ぎが出来てない。

かといって、上司が何も言わないものを私から「引継ぎ業務研修始めましょう」って

いうのも、ねぇ。

 

彼が、その上司にあたる取締役から「研修の進捗は?」と聞かれて

「ルーチン研修は終わりました」と答えたらしいけど、

あの1日で研修終わってたんだね。

「管理業務の引継ぎは進んでるか?」ってさらに聞かれると・・・

「へなちゃん(仮名)の手が空かないので出来ません。」と答えたらしい。

 

さすがに取締役も「え?何言ってるの?」ってなって、今度は私を呼び出して

事情聴取。状況を聞いて、取締役も怒ってはったけど、

「取りこぼしのないように、ちゃん引継ぎしといて」と私に言われても

取りこぼしも何も、何を管理するのかもしらないんですけど・・・

「とりあえず、へなちゃん(仮名)にルーチンやらせてる場合ちゃうぞ(時間作るのもお前の仕事)」って言っておいたと取締役は言ってたけど、伝わってると思えない。

 

不安な引継ぎ業務、はじまる。