精度管理責任者の憂鬱

小さな検査室の日常

イリュージョン??

チャララララ~♪ 

チャララララ、ララー♪

 

いやぁ、知らないうちにイリュージョンを使えるようになっていた

へなちゃん(仮名)です。

 

ついこの前の話ですが、検査依頼書を大量に紛失するというとんでもない大事件が

発生いたしました。

 

容疑者は私。

 

ご依頼は小さな検査室ではやっていない項目なので、外部の提携機関に搬送すべく

クーラーボックスを準備しているときに事件は起こりました。

 

束の依頼書を落として無くさないようにパウチ袋に入れ、

クーラーボックスの上に乗せ、運び出します。

 

間に扉があるので片手で扉を開ける一瞬目を離した隙に、パウチ袋に入れた依頼書は

なくなっていました。

 

あ、落としちゃった。

そう思い、とりあえず大きなクーラーボックスは降ろして、辺りを探します。

 

ありません。

 

廊下に並んでる棚の下、はたまた棚の中段、見渡す限り探しましたがありません。

 

これは、うかうかしてると拾われてしまう。

 

拾われることは全然構わないんですが、この依頼書の管轄部署が分かっている人が

拾ってくれるとは限らないのです。

なので、廊下を通る人に「依頼書を探している」ことを周知しなければいけません。

 

作業している別部署の方に声をかけると、「それは一大事!」とばかりに全員総出で

大捜索が始まりました。

 

廊下の棚に置かれている荷物に挟まっているかもしれないと、ひとつひとつ荷物を出してみてくれるひと。冷凍庫の下に潜り込んでいるんじゃないかと、大きな冷凍庫を男手を集めて動かしてみてくれたり、確実に依頼書を確認した場所からの足取りを一緒に確認してくれて、近くのゴミ箱の中まで確認してくれたり・・・

 

私も廊下に頬っぺたが付くくらいに這いつくばって探しましたが見つかりません。

 

当然、クーラーボックスも私を含め4人もの人が確認していました。

 

結局、最終搬送時間までに見つからず、依頼書の控えを見ながら依頼書を書き直して

送ることは出来たのですが。

 

翌朝、部下からLINEが入り

「依頼書見つかりました。クーラーボックスの中に入っていました」と。

 

え?そんなことある???

 

出勤して確認すると、クーラーボックスの中と言っても、

クーラーボックスの外枠と内枠の間というそんな隙間に入れれるの?

というスペース。

紙1枚なら偶然入り込むかもしれないけど、紙の束を入れたパウチ袋が偶然入ることは

ない場所。

 

試したところ、両手でパウチ袋をピンと伸ばした状態で、角から入れたら入りました。

 

んーーーーーー、まさかね。

 

若干1名、怪しい人が居るんだけど(注意を受けてから私を無視し続けてる人)

そして、状況的にもその人以外考えられないんだけど

(そのクーラーボックスに一人の状態で開け閉め出来る人)

いやぁ、子供じゃないんだから。それどころか、もう定年近いおじさんなんだから。

 

まあね、犯人捜ししてもどこかに突き出すことも出来ないわけで。

私が、手品のように紙の束をボックスの隙間に滑り込ませましたよ、

ってことで、解決することになりそうです。

 

 

はははは

 

イリュージョーーーーーーーーーーン!!!!

 

 

まあ、救われるのは

私のHELP要請に、その場に居合わせた人全員が捜索に加わってくれたこと。

ほんと申し訳ないけど、嬉しかったです。

(容疑者は、自分の担当でもあったのでギリギリで参加したけど)

 

 

さて、ストレスマックスなので3連休でも取ります。