精度管理責任者の憂鬱

小さな検査室の日常

通称マル適を引き継ぐ

すいません。

Google先生経由で「精度管理責任者」と調べて訪問して頂いてる方には

まったくためにならない駄ブログです。ごめんなさい。

 

何も精度管理責任者を、大手検査センターで一部のルーチンだけを専属で

やってきたイチ検査員がやることになったという不平不満だけを書いている

ブログです。一応、医療関連サービスマークと保健所監査は通りました。

 

日々、勉強と屁理屈をこいてます。

というか、それでも前任者の体たらくぶりよりは100倍マシと思ってます。

多分、前任者は臨床検査技師に関する法律も読んだことないだろうし、

医療関連サービスマークのチェックリストも理解していなかったので。

 

はい、というわけで。

今の小さなラボに帰ってきて、一番頭を抱えたお話。

 

元上司の最終日。

集団検診が入ってまして、てんやわんやしておりました。

元上司より私の方が、エッペン(ピペット)の操作が早いので、

ルーチンを一手に引き受けてやってまして、元上司は帰るわけにもいかず

そわそわしてましたね。(チョロチョロしてたともいう)

一通り落ち着いたあたりで、「今日で最後だから」と話しかけてきた上司。

【お疲れ様でした】という前に、聞くことが山のようにある。

 

まず、再来月にある「医療関連サービスマーク監査」の引き継ぎ。

 1. 前回の指摘事項

 2. 準備がまだのもの

 3. 事前準備で提出したものの引き継ぎ

 

前の出向先では、下っ端でも過去の書類に不備がないかの確認とか

結構忙しかったのだけど、あと2ヵ月なのにのんびりしてるなぁと思ってた。

まあ、検査項目数も出向先と違って少ないし、一日の処理数なんて1/100くらいだし

そんなものなのかなぁって思っていたのだけど。

 

そんな希望的観測は、一瞬で打ち砕かれたのであった。

(ついでに私の堪忍袋の緒も切れた)

 

1. 前回の指摘事項

 議事録を手渡し、数点が記入されていた。

 記入された内容が分からないので、質問すると

 「どういうことか、俺にも分らんねん」「〇〇ってことちゃうかな?」

 え?! 貴方責任者ですよね?!

 当然、指摘された内容の改善など行われているはずもなく・・・

 

2. 準備がまだのもの

 当然、全部。唯一やっているというのが、各SOP表紙の付け替え。

 更新年月日を毎年更新しているという、毎年更新してるの?SOPを?

 「してないけど表紙は更新することになってるねん。」

 総務が決めたらしい。なぜ、そこだけ総務が出てくるの?

 

3. 事前準備書類の引き継ぎ

 唯一、引き継ぎ準備がされていたもの。後日確認するが・・・

 これまた酷かった。チェックリストに載っていた提出書類と全然違うものが

 提出されている。歪んだコピーは当たり前、SOPは表紙だけ提出・・・

 精度管理責任者・責任者の一覧表 ≠ 精度管理責任者・責任者の説明文

 最新の組織図の提出となってるのに、4年前(もちろん、私はいない)

 

1. で、既に放心状態でした。

だって、今日で終わりって挨拶で、

「2ヵ月後のマル適何も準備出来てないし、前回何を指摘されたか分からない」って。

バカなの? ねえ、バカなの?? 

とりあえず、2年前の各部門の監査担当者の名前を聞き、その人たちから情報を

聞きますというと、「あいつら、監査のことなんて何もせんからなぁ」って

どの口が言いました?ねえ、どの口??

たぶん、明らかに私の口調はオラってたと思います。

 

実は、その様子を社長に見られてたらしいです。

(元上司は35年務めていらっしゃったので、社長じきじきに声をかけにきたみたい)

 

35年、このバカを飼ってたのか。

 

ちなみに、このバカが言っていた「あいつら、何もせん」は本当のことでした。

マル適監査当日、監査員の前で、他部門の課長クラスを怒鳴りつける状態。

監査員に、「気持ちはわかりますが、落ち着いて」となだめられました。